「晩婚化」・「おひとりさま」という言葉を耳にすることが多くなりました。20代前半から「結婚を積極的にする」という時代は終わり、現代は「結婚しない」という選択肢も出てきました。厚生労働省の平成23年人口動態統計月報年計によると、平成23年の平均初婚年齢は、男性が30.7歳・女性が29.0歳となっています。都道府県別の平均初婚年齢で最も低い福島県でも、男性29.6歳・女性27.8歳となっており、平成5年の平均初婚年齢(男性28.4歳・女性26.1歳)よりも高値となっています。晩婚化が進んでいる理由として、女性も仕事でのキャリアアップを目指せるようになったことが挙げられます。
女性は家庭を持つと、家事・出産・育児により仕事を休職したり退職する必要が出てくるため、仕事に熱中している時期はなかなか結婚に踏み切ることができないのではないでしょうか。また、現代は男性も女性も、一人の人間として自由な生き方が尊重されるようになってきました。年齢や周りの意見に流されずに、個人の考えや生き方を深め自分自身をよく理解できた方が、自分に合った人生のパートナーが見付かり易いでしょう。人生は一度きりですから、どんな選択になっても納得できるようにしたいですね。